浴室壁付サーモスタットシャワー水栓交換 TOTO TM245C から TOTO TBV03401J へ
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<作業内容>
浴室壁付サーモシャワー水栓交換
既存の水栓
TOTO
壁付サーモスタット シャワー水栓
TM245C(1985-1994年)
<症 状>
・お湯の温度が安定しない。
・水がしっかりと止まらない。
約30年使用されている浴室水栓でした。シャワーを浴びていて、お湯の温度がずっとぬるい状態で、温度調整部分を操作しても変わらなという状態です。
給湯温度に関しての不具合の場合は、まず給湯器側(ガス給湯器・電気温水器、など)の原因か、それ以降の器具に原因が無いかを調べます。
大元の給湯器に原因がある場合は、宅内の給湯箇所全部に不具合がでます。
今回の様に、器具に温度調整機能(サーモスタット付)に不具合がある場合は、当然、その箇所のみに不具合が出ます。
まだ、修理箇所の部品供給はあるようでしたが、総合的に判断して、水栓本体の交換を行います。
<2021年3月 更新>
2021年3月時点で確認した所、修理部品は全て生産終了となっていました。(下記の部品も、卸売業者の在庫が無くなれば終了です。)
※ちなみに、症状ごとの修理部品は下記になります。
・切替レバーの不具合(切替が上手く出来ない・止水が出来ない)
TOTO 切替バルブ部 THY525-1R
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・温度調整機能(サーモスタット)の不具合
TOTO エレメント部 TH599-2R
ハンドル操作部 TH674R
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<水栓交換作業手順>
①水道の元を止める。
②水栓本体を取付脚から取り外す。
➂取付脚の取り外し。
取付脚に工具をかけ、反時計回りに回して緩めていきます。
お湯側は、取付脚を外すと、配管寸法調整用の持出しソケット(厚口ザルボ)も一緒に抜けてきてしまいました。(良くある事です。)
新しいザルボを付けて、湯・水の配管の寸法を合わせます。
④使用器具
TOTO
壁付サーモスタットシャワー水栓 TBV03401J
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工事費込みセット(商品+基本工事)TOTO TBV03401J
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⑤新しい取付脚の取付。
新しい水栓の取付脚に、シールテープを巻きます。
接続先の配管が、平行ネジなのでシールテープは通常よりも厚く・テーパー状に巻きます。(10~12周)
液体シールも併用すると、尚良いです。
取付脚を配管にねじ込みます。最低でも3周は(3山分)はねじ込みましょう。
元の配管の壁からの高さが揃っていれば、同じ回数だけねじ込めば、寸法がそろいますが、多少の誤差がある場合は、ねじ込みの回数で調整します。
⑥水栓本体の取付。
一旦、本体を取付脚に接続し、そこから角度を調整して、本体が平行になる様にします。
平行になったら、本体の接続ナットを本締めする。
この時に、取付脚の角度が一緒に変わってしまう(本体が傾く)事があるので、本体をしっかりと押さえて、ナットを締めます。
⑦シャワーホースの取付。
シャワーフックは、古い物と新しい物では、ネジ間のピッチが違うので、そのまま使用しました。
交換する場合は、タイルの穴の開けなおしと、古い穴を塞ぐ事が必要です。
⑧作業完了。
<作業難易度> 初級~中級
浴室の壁付水栓は、取り外しの際にトラブルが起きやすいです。建物が古い場合は、配管の損傷などのリスクが伴いますので、充分覚悟の上に作業をしてください。