<作業内容>
トイレ ロータンク内部金具交換作業
ボールタップ・フロートバルブ交換
メーカー・品番
TOTO 手洗い付ロータンク S721B (1976-2001年)
便器 C720R (1987-2001年)
<症 状>
・タンクの水が止まらない
・タンクの中から、ポタポタと水の音がする。
・便器内へ水がずっと流れている。
タンクの中で給水され続けた水は、溢れ防止の為のオーバーフロー管(下から立ち上がっている筒状の部分)内に入り、便器内へ流れ続けます。
使用頻度などにもよりますが、10年以上経つとロータンク内の部品(ボールタップ・フロートバルブ)が消耗し、止水不良が起こります。
ボールタップ(浮き玉のついた部分)とフロートバルブ(黒いゴム玉)は、どちらか片方が悪いだけでも、水が止まらなくなります。
基本的に一緒に交換する事をお勧めします。
<作業手順>
①止水栓を締めて水を止める。
②ボールタップの取り外し。
②-2 ボールタップの給水接続部のナットを緩め、外す。
②-2 ボールタップの固定ナットを緩め、本体を取り外す。
➂フロートバルブの取り外し。
④交換部品
TOTO ロータンク S721Bの交換部品です。
※ボールタップは、他品番にも対応できるように、付属部材の多少の組み換えが必要です。
<使用部材>
TOTO ボールタップ THYS4A
フロートバルブ THY418
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⑤新しいボールタップ・フロートバルブの取付。
取外しと逆手順で取付ます。
止水する水位はボールタップについているピンクのダイヤル部分で調整可能です。
作業完了。
<作業難易度> 初級
細かい部分の説明は取扱説明書をしっかりと呼んで施工をしてください。
ちなみに、このトイレは2001年に廃盤となっていますので、20年以上経っているものがほとんどだと思います。
洗浄水量 13リットル(大洗浄のみ)
修理する前に、現在の節水型トイレ(大 4.8リットル 、小 3.6リットル)などに交換を考えてみるのも一つの方法です。
一回の洗浄水量の減少と、大・小洗浄の使い分けで、既存のトイレのおおよそ1/3の節水効果が見込めます。
<参考> C720R 排水芯 380㎜(壁から)
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