ﾄｲﾚ ﾛｰﾀﾝｸ水漏れ修理 TOTO S517B・C420
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＜作業内容＞
ﾄｲﾚ ﾛｰﾀﾝｸの密結ﾊﾟｯｷﾝ交換
既設便器品番
TOTO ﾛｰﾀﾝｸ S517B（1975～1992年）
便器 C420（1970～2002年）
＜症 状＞
ﾄｲﾚを流すと、ﾀﾝｸと便器の隙間から水が漏れてくる。
この症状の場合、ロータンクと便器の接続部分のパッキンの劣化が、原因となる事がほとんどです。
温水洗浄便座（ウォシュレット）などが付いている場合は、水漏れする箇所が近いので便座側の原因の場合もあります。
見分け方としては、トイレを流した時に水漏れするかどうかです。
温水洗浄便座の場合は、常時水漏れしているか、洗浄機能を使用した時に水漏れが発生します。
それでは、こちらを修理します。
＜作業手順＞
①止水栓を閉め、タンクの水を流して中身を空にします。
②タンクから給水管を外します。
➂タンクのフタを取り外す。
手洗い管に繋がっているホースを取り外して、フタを取り外します。。
④タンクと便器の固定ボルトを取り外す。
タンクの真下をのぞき込むと、便器を挟んでボルトナットが見えます。（左右2箇所）
このボルトで、便器にタンクを固定していますので、緩めて取り外します。
ラチェット式レンチ（12㎜）を使用すると、作業が楽です。
⑤タンクを便器から取り外す。
給水管と、固定ナットを外せば便器から外す事ができますので、両手でしっかりと持ち上げ、取り外します。
重たいので、落とさない様に注意しましょう。
既に製造されていない製品ですので、基本代わりの物はありません。
外したタンクの置き方としては、床などにタオルを置き、タンクの背面を寝かせる感じで置くのが良いと思います。
この時に、タンク内の残った水がこぼれますので注意してください。
⑥パッキンの取替え。
便器との接地面に付いているのが、密結パッキンと呼ばれる、水漏れの原因のパッキンです。
こちらを交換します。
＜使用部材＞
ＴＯＴＯ ﾛｰﾀﾝｸ密結ﾊﾟｯｷﾝ ＴＨ９１４４７Ｓ
リンク
並べてみると劣化しているのが良くわかります。
⑦タンクの取付。
取外しと逆の手順で取付けていきます。
注意点
・タンクは便器に対して垂直に真上から降ろす感じで据え付けます。
・取付けボルトのナットを締める時は、左右交互に少しずつ締めていってください。
・タンクのガタつきが無くなるまで締めますが、締め込み過ぎも陶器の破損に繋がります。
・給水管のパッキンは、古い物を再利用すると水漏れの可能性が高くなります。交換しましょう。
カクダイ 19ミリパッキン（20枚入り） ７９４－８９２
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取付後、トイレを流して水漏れしない事を確認してください。
＜作業難易度＞初級～中級
手順通りに行えば難しい作業は少ないですが、タンクが重たい為、破損させたり、腰を痛めたりしないように注意が必要です。
＜補足＞
こちらのロータンクの内部金具の交換が必要な場合（タンクの水が止まらないなど）は、下記の部材が必要になります。
ＴＯＴＯ ボールタップ ＴＨＹＳ２Ａ
フロートバルブ ＴＨＹ４１６Ｒ
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作業手順は、過去記事を参考にしてください。型番違いですが、作業要領は同じです。ums.hatenablog.com
