<作業内容>
台所水栓 シャワーホース交換 修理
既設水栓
KVK 台付シングルレバー式シャワー水栓
FB273GK5Y(クリナップ仕様)
<症 状>
使用すると、シャワーホースから水が漏れる。
シャワーホース式水栓のデメリットである、シャワーホースの劣化による水漏れです。
早い場合は、使い始めから6、7年で起こる事があります。
これは、金属ジャバラホースの内部に、ゴムホースが通っている為、経年劣化によりゴムがヒビ割れする事が原因です。
ですので、この金属ジャバラホースに何を巻こうと水漏れは止められません。
今回は、こちらのシャワーホース部を交換します。
<作業手順>
※止水栓を閉める必要はありませんが、作業途中で水栓の水を出さない様に注意しましょう。
①水栓本体下の、接続カプラー部分を外す。
ロックがかかっているので、オレンジ色の部分を下に下げながら、カプラーを引き抜きます。
②接続カプラーをシャワーホースから外す。
ねじ込み式になっているので、プライヤーなどで回して外します。
➂シャワーヘッドの取り外し。
ネジ込み式になっているので、シャワーヘッドを本体に付けたまま、反時計回りに回して外します。
④シャワーホースを本体から外す。
吐水パイプ下に、ロックのツメがある為、そこをドライバーなどで押し込み引き抜きます。
そのまま、ホースを引っ張り引き抜きます。
たまに、ホースの先端が引っ掛かって出てこない事があります。
水栓の内部で一度、45度くらいの曲がり部分がありますので、そこで引っ掛かりやすいです。
その場合は水栓の真下の穴から、引っ掛かっているのが見えるはずですので、ドライバーなどで押したり、少し角度を変えてあげると抜けます。
⑤新しいシャワーホース・接続カプラーと交換する。
<使用部材>
KVK シャワーホース組 HC187BG-G5E2
接続カプラー(逆止弁付) KPS1908
※接続カプラーは、シャワーホースの水漏れとは直接関係はないのですが、
再利用の際に、パッキン部分の劣化などにより水漏れする可能性がある為、同時に新しいものへ交換をお勧めします。
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取付の手順は、外した時と逆の順にやっていけば良いです。
<作業難易度> 初級
作業は、手順がわかっていれば、それほど難しくはありません。
シャワーホースなどの部品は、メーカー・水栓型番ごとにそれぞれ違った物になります。しっかりと水栓本体にあった部品を手配しなければならない為、部材の準備が一番重要となりますので、間違いのないものを準備しましょう。
<水栓本体を交換する場合>
取替用水栓(他社・同等品)
TOTO 台付シングル・ハンドシャワー水栓 TKS05305J
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