あなたにも出来るかも?水道修理ブログ

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洗面洗髪シャワー水栓交換  MYM FM747T-T274(タカラスタンダード仕様) から KVK KM8007S2 へ

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<作業内容>

洗面洗髪シャワー水栓交換

 

既存の水栓金具

MYM 洗面洗髪シャワー水栓 FM747T-T274 (1987-1995年頃

※タカラスタンダード仕様

 通常仕様  MYM FM747U4 もほぼ同様の作りになります。

 

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MYM 洗面洗髪シャワー水栓 FM747T-T274

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<症 状>

レバーを下げる(水を出す)と、レバーハンドル下から水漏れがする。

 

 

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バーハンドル下から水が漏れる。

 

お手入れを綺麗にされていて状態が良い為、古く見えませんが、こちらの水栓は使用年数28年程になります。

水を出すと、レバーハンドル下から水漏れするという状態です。

レバーの操作方法も、下げて水が出る(下げ吐水)タイプで、現在の製品とは逆の操作になります。

こちらの水漏れの原因としては、本体内部のバルブカートリッジが破損してしまっている事が考えられます。

 

 

今回は、使用年数がかなり経っている為、今後に起こる、他の箇所の水漏れ(シャワーホースの水漏れ)なども考慮して、水栓本体の交換を行います。

ums.hatenablog.com

 

ちなみに、修理の場合の交換用部品はこちらです。

KVK セラミックカートリッジ KPS077S

  

 

 

水栓本体の交換をします。

取替用水栓  KVK 洗面洗髪シャワー水栓  KM8007S2

 

 

工事費込みセット(商品+基本工事) KVK KM8007S2

 

 

<作業手順>

①止水栓を閉め、水を止める。

古い止水栓の場合、負荷がかかると折れる可能性があります。

水道メーターで止水をするのが一番安全です。

 

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止水栓を閉め、水・湯を止める。

 

 ②逆止弁ソケットの取り外し。

 

 止水栓上に付いている、接続金具(逆止弁ソケット)を取り外します。

ナットが上下に2箇所ありますので、上、下の順番に緩め、取り外します。

 

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逆止弁ソケットの取り外し。ナットは上、下の順に取り外す。

 

水栓の脚部分にナットが残り、抜けにくと思いますが、プライヤーなどで引き抜きます。(パッキンやロックナットが効いている為です。)

抜けた勢いで、止水栓などにぶつけない様に注意して下さい。

 

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➂シャワーホースを取り外す。

 

水栓操作部下に、シャワーホースの接続箇所がありますので、取り外します。

 

ロックピンがあるので、真横に抜き取り、接続金具を下に引き抜きます。

 

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シャワーホースの接続部。ロックピンを抜き、下に抜き取る。

 

④水栓本体の取り外し。

 

水栓本体を、天板から取り外します。

どちらも、裏側からナットで固定されている為、専用工具にて緩め、天板から抜き取ります。

 

 

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特殊工具を使い、固定ナットを緩める。

 

 

締付工具は、ナット対辺 38mm用 が必要です。

※交換用の水栓には、38mmと47mmが必要な為、どちらも対応出来る工具を選びます。

 

 カクダイ しめつけ工具 603-500

対辺38・47mm用  

 

 

 
 

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水栓本体を天板から引き抜く。
 

⑤交換用水栓

KVK  洗髪シャワー水栓  KM7008S2

 

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KVK 洗髪シャワー水栓  KM7008S2
 

 

新しい水栓の取付

 

⑥洗面台の天板に新しい水栓本体を差し込み、固定する。

 

本体から、パッキン・スリップワッシャー・固定ナットを一旦取り外し、天板に通して、ナットを固定します。

 

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パッキン、スリップワッシャー、固定ナットを取り外し、天板に差し込む。

 

固定ナットのサイズは、

 

バーハンドル側  対辺47mm

シャワー側     対辺38mm

 

になります。

 

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水栓本体の固定。

 

⑦給水ホースの接続。

 

こちらの現場では、止水栓の位置に対して、給水ホースが長すぎる為、そのままでは接続が出来ませんでした。
こういった場合の対応方法ですが、今回は、止水栓を締め込み方向(時計回り)に回し、角度の調整によって取付を行いました。

<注意>

古い止水栓は、締め込む事で、給水管が折れる事があります。

必ず、水道メーターなどの大元の止水栓で水を止めて行ってください。

また、止水栓を反時計周りに回せば水漏れが起こります。

 

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水栓の位置に対して、給水ホースが長い。

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止水栓を締め込み方向(時計回り)に回し、角度を変える。

 

止水栓に逆止弁ソケットを取付け、給水ホースと接続します。

 

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給水ホースの接続。

 

 

⑧シャワーホースの接続。

 

シャワーホースに接続カプラーを付け、レバー側の本体に接続します。

 

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シャワーホースを、レバー側の本体に接続する。

 

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⑨止水栓を開け、水漏れ確認。

 

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作業完了。

作業完了

 

<作業難易度> 中級

 

狭い箇所での細かい作業になりますので、水栓の取替え作業の中では、難しい部類になります。

止水栓の角度調整を行わなければらならない場合は、最悪の事態を覚悟してください。

止水栓が折れた場合などは、素人の方では対応が出来ないと思います。