<作業内容>
洗面台水栓の交換
既設の水栓
TOTO デリシアシリーズ
台付サーモ洗髪水栓 TL846AX (1985-1997年)
<症 状>
水がしっかりと止まらない。
温度調整が上手く出来ない。
シャワーホースから水漏れ。 等
こちらの水栓金具 TL846AX は、発売当時はバブル期で、高級ラインのデリシアシリーズの商品として製造されていました。
しかし、20数年以上が経ち、修理部品も現在は生産されておりません。
こういった場合は、水栓本体を交換するのですが、水栓の形が特殊な事もあり、製造メーカーのTOTOでも、取替用の水栓金具は無いので洗面化粧台本体の交換が必要との回答になっています。
こちらの水栓が使用されている洗面化粧台は、750mm~1200mmと大型のものが多く、洗面化粧台本体の交換となると、かなりの高額工事となってしまいます。
今回、既存の水栓の取付穴を利用して、他メーカーの水栓金具に交換した事例を紹介させていただきます。
※こちらの取替え方法は、メーカーも推奨していませんので、あくまで自己責任での施工方法になります。
※取付穴の処理を適切に行わないと、取付後に天板から収納内への水漏れが起こりますので注意してください。
まず、水栓を取り外した状態です。
左側にΦ45の変則的穴が一つ、 Φ28の穴が3つ 50㎜ピッチで開いています。
あくまで一例ですが、1番 取替用の水栓を探しやすいのが、3つ穴の左右2つを利用した方法だと思われます。
① 水栓金具 KVK KM8004 を使用した方法
洗髪用のシャワーがどうしても欲しい場合ですが、取付け後にシャワーホースが背面の鏡に干渉する為、若干の使いづらさがあります。
使用部材
KVK
シングルレバー式洗髪シャワー水栓 KM8004
KVK
カウンター穴径変換アダプター
Z36-45-48
カクダイ
カウンター化粧フタ
6149
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② 水栓金具 KVK KM7004Tを使用した方法。
シャワーはありませんが、シングルレバー式で、吐水スパウトを左右に首振り出来ます。
使用部材
KVK
シングルレバー式洗髪シャワー水栓 KM7004T
KVK
カウンター穴径変換アダプター
Z36-45-48
カクダイ
カウンター化粧フタ
6149
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