<作業内容>
大便器フラッシュバルブ内 ピストンバルブ部交換
既設品番
TOTO 大便器フラッシュバルブ TV150NLN (2000-2004年)
<症 状>
水が止まらない。
便器にチョロチョロ水が流れ続ける。
フラッシュバルブ型の大便器は、一般住宅ではなく、学校・病院・店舗などの大型施設でよく使われています。
使用時以外は、当然水が止まっていますが、内部部品の消耗により、水が止まらないなどの症状が出てきます。
今回は、内部部品のピストンバルブ部の交換作業を行います。
<作業手順>
①フラッシュバルブの止水栓を締め、水を止める。
画像では右側ですが、現場によっては、左側に止水栓がある場合も普通にあります。
②洗浄レバーが付いている側の、蓋を外す。
➂ピストンバルブ・シートパッキンを取り出す。
ピストンバルブ部を取り出します。(ラジオペンチなどで掴んで引き抜く。)
続いて、シートパッキンを取り出します。
④使用部材
部品交換後に、給水管から流れてくる配管内の錆びなどで、止水不良を起こす可能性があるので、この時点で止水栓を少し開け(溢れない程度)、配管内のゴミなどを流し出します。
今回、交換する部品です。シートパッキンも一緒に交換しましょう。
TOTO ピストンバルブ部 THY320
シートパッキン TH321
リンク
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⑤取り外しと逆手順で取付。
シートパッキンは裏表の向きに注意しましょう。
ピストンバルブ部も、メッシュ部分が給水管側に向くように取付ます。
⑥蓋を取付けて、止水栓を開ける。
作業完了。
交換後は、何回か水を流して、不具合が無いか確認しましょう。
再度、水が止まらない場合は、給水管からのゴミの影響などが考えられます。
ピストンバルブ上部に小穴がありますので、その穴を細い針金等でつつくと改善します。
<作業難易度> 初級
比較的簡単な作業です。部品の取付向きなどに注意してください。