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小便器フラッシュバルブ 水漏れ修理  TOTO 小便器フラッシュバルブ TG600PNX

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<作業内容>

小便器フラッシュバルブ 内部部品交換

型番

TOTO 小便器フラッシュバルブ TG600PNX(2007~2013年)

   ※ 小便器本体  U560 

 

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TOTO 小便器フラッシュバルブ TG600PNX 、小便器本体 U560

 

<症 状>

水が止まらない。 水が止まらない事がある。

洗浄ボタンが戻らない。

 

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小便器フラッシュバルブ(TOTO TG600PNX)洗浄の水が止まらない。

 

 

 

比較的新しいタイプの小便器フラッシュバルブですが、洗浄の水を流した後に、止まらなくなる事が、よく起こるという事でした。

 使用して10年経っているので、消耗部品の劣化が起こる時期に充分なります。

 

今回は、原因となる部品の交換を行います。

 

交換部品

TOTO 自閉バルブ部  THG6

洗浄ボタンを押して、戻りが悪い・すぐに戻ってしまう場合に交換する。(水が出っ放し・水がすぐに止まる)

   ダイヤフラム部  THF15R 

洗浄ボタンに異常が無く、水の止まりが悪い場合に交換する。

 

◎基本的には、どちらか片方が悪ければ、水が止まらなくなりますので、10年近く使用の場合は、両方とも交換する事をお勧めします。

 

 

 

 

 

<作業手順>

①フラッシュバルブ上部の化粧カバーを外し、ドライバーを使って止水する。

 

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フラッシュバルブ上部のカバーを外し、止水する。

 

②押しボタンの取り外し。

押しボタンの下部に止めネジがあるので、六角レンチ(2.5㎜)で緩めます。

 

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ボタン下の止めネジを六角レンチで緩め、ボタンを取り外す。

 

➂交換部品(自閉バルブ部)の取り外し。

工具を使って、自閉バルブ部を反時計周りに回し、取り外します。

 

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自閉バルブ部(THG6)の取り外し。

 

 ④新しい自閉バルブの取付。

取外しと逆手順で、取付けます。

締め込みの際は、付属の工具を使用し、取扱説明書通りの施工をしましょう。

締めすぎは、部品の破損につながります。

 

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新しい自閉バルブ(TOTO THG6)の取付。

 

 

続いて、ダイヤフラム部(THF15R)の交換です。

 

⑤ダイヤフラムのカバー・ワッシャーを取り外す。

六角ナット(12mm)を反時計回りに回し、取り外します。

 

 

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ダイヤフラムのカバーを取り外す。

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カバーの下に、ワッシャーが2枚(普通の丸型と、変形の丸型)ありますので、取り外します。

 

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ダイヤフラム上のワッシャー(2枚)を取り外す。

 

⑥ダイヤフラム部(THF15R)の取り外し。交換。

ダイヤフラム部を新しい物に交換します。

※取付け向きに注意。(くぼみがある方が、洗浄ボタン側)

 

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ダイヤフラム部(THF15R)の交換。

 

⑦ダイヤフラムカバー、洗浄ボタン、化粧カバーを取付ける。

 

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作業完了。

 

⑧フラッシュバルブの止水栓を開ける。水量調整。

止水栓を開け、水量調整も一緒にしましょう。

 

洗浄水が出る時間は、20~30秒くらいになるように調整する。

水量が強すぎると、洗浄水が便器からはみ出てしまいます。

 

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止水栓を開け、水量調整をする。

 

作業完了。

 

〈作業難易度〉 初級

 

分解・取り外しの際に、再利用する部品もあるので、紛失しないように注意してください。

小便器の排水口に落ちてしまうと大変ですので、養生などをしておくと良いと思います。