<作業内容>
浴室サーモシャワー水栓 開閉バルブ部交換
既設水栓
TOTO
浴室サーモシャワー水栓 TMY140C (2008-2015年)
※リテール向け = 一般消費者向け(ホームセンター等で取扱いの商品)
<症 状>
水が止まらない。
シャワーからポタポタ水漏れする。吐水パイプから水がポタポタ水漏れする。
切替え時のカチカチという音が鳴らない。感覚が無い。
切替ハンドルがすぐに外れてしまう。
現在も多く使用されているタイプの水栓で、本体右側のハンドルで、止水とシャワー・カランの切替えを行う使用方法になっています。
シャワーやカランからの水が止まらなくなるという症状は、このハンドル内部の部品の消耗が原因となります。
今回は、この水栓部品の交換を行います。
<作業手順>
①水栓の止水栓をドライバーで締める(湯・水)
ドライバーで止水栓を回す時は、ゆっくりと回すようにしてください。年数が経過した物の場合、内部のOリングパッキンが切れて、開栓後に水漏れをする可能性があります。(時計回りが止水方向)
②ハンドルを取り外す。
こちらの水栓の場合は、ハンドルの取付にビスなどは使用されておりません。
右側に引っ張ると外れますが、固い場合が多いです。
(抜けた勢いで、横の壁などに工具や、手をぶつけない様に注意。)
➂インデックス・固定ナットの取り外し。
シャワー・カランのマークが入った部分(インデックス)を取り外し、下に隠れているギザギザのついた固定ナットをプライヤーで回して緩めます。
④スペーサー、開閉バルブ部の取り外し。
④-1 スペーサー(黒い部品)を取り外します。
切替ハンドルがカチカチと音がしない場合は、このスペーサー部の金属バネが折れてしまっているのが原因です。一緒に交換しましょう。
④-2 開閉バルブ部の取り外し。
プライヤーで挟んで、真横に抜き取ります。回す必要はありません。
こちらも固い場合が多いです。
⑤使用部材
TOTO
・開閉バルブ部 TH577
・スペーサー TH926103W
↑ 切替の音が鳴らない場合のみ必要。※今回は交換していません。
・レバーハンドル TH32379R
↑ ハンドルがすぐに取れてしまう場合のみ。
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⑥逆の手順で取付けます。
開閉バルブの取付の注意点ですが、本体に差し込む際の向きに注意しましょう。
向きが間違っていると、止水位置や、切替位置が正常に作動しません。
⑦止水栓を開けて、作業完了。
<作業難易度> 初級~中級
水が止まらないだけでしたら、開閉バルブのみの取替えでも問題ありませんが、
取外しの時に、スペーサーのバネが破損する事もあるので、一緒に交換をお勧めします。
部品の取付向きは注意をするようにしてください。
<取替え用水栓>
TOTO 壁付サーモシャワー水栓 TBV03401J
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工事費込みセット(商品+基本工事)TOTO TBV03401J
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