INAX カスカディーナDF DC-1580S(DC-1880S) 排水芯120㎜ トイレ交換工事
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<作業内容>
洋式トイレ交換 排水芯120㎜タイプ
既存のトイレ品番
INAX 洋式トイレ 手洗い無し
カスカディーナDF DC-1580S(1984-1996年)
※手洗い付 DC-1880S
<症 状>
・ロータンク内の水が止まらない。
・便器内へ水がチョロチョロと流れ続けている。
・タンク内で水が出ている音がする。
ロータンク内の水が止まらずに流れ続けてしまっています。
30年以上前のINAX製のトイレですが、修理部品のボールタップとフロートバルブ(ゴム玉)は、現在も代替品が製造されています。
今回は、シャワートイレも含め、便器自体を新しくしたいというご要望があった為、トイレ一式を交換しましたが、タンクの内部部品を交換して修理する場合は、下記品番の部材を使用します。(手洗い付のタンク DC-1880S も同様です。)
LIXIL(旧INAX)
・マルチボールタップ TF-20B
・フロートバルブ(大) TF-10R-L
交換方法は過去記事をご参照ください。
今回、このトイレを一式新しい物へ交換します。
トイレ本体の交換を行う際に、設置条件として重要なのが、「排水芯」と呼ばれる、床の排水位置です。
排水芯寸法は、後ろ壁から排水管の中心の寸法を指します。
この排水位置に適応したトイレを選ばなくては、交換は出来ません。(床などを解体して行う大がかりなリフォーム工事を除く。)
ここ15年程前位から現在までは、大体のトイレの排水芯は200㎜です。
それ以前は便器の形状によって、200㎜~580㎜くらいの間で、それぞれ違っています。
通常、交換用・リフォーム用のトイレで対応出来るのは、この寸法内がほとんどです。
しかし、その中でも特殊なケースとなるのが、このINAXのカスカディーナシリーズです。
INAXのカスカディーナは、排水芯が120mmになります。
※TOTO製の便器(C760)で、 排水芯 130mm というものもあります。
この様な、排水芯120mm・130mmといったトイレを交換する場合は、TOTO製などでは対応出来ない機種があったり、特殊な品番での商品を選ばなくてはなりません。
今回、使用した機種は下記の品番です。
LIXIL アメージュZ便器 リトイレ(フチレス)
・便器(排水芯 120mm対応品) YBC-ZA10AH(120)
・タンク(手洗なし) DT-ZA150AH
(※手洗ありの場合 YDT-ZA180AH)
・シャワートイレ KB CW-KB21QC
DIYでトイレ本体の交換をするのは、難しいと思いますので、今回は作業工程を簡単に画像で紹介します。
<新しいトイレに交換する大きなメリット>
①清掃性に優れている。
・陶器表面のコーティング(アクラセラミック)により、汚れが付きにくい・落ちやすい
・便器の形状が、清掃しやすい。(鉢周りのフチがない・便器後部のへこみ部分に化粧カバーが付いている。)
②節水性が高い。
今回交換したトイレの洗浄水量は、大洗浄 5L ・小洗浄 3.8L と、かなり少ない水量でトイレを流すことが出来ます。
元のトイレ、カスカディーナDFも、発売当時としては、高い節水性で 大洗浄 8L ・小洗浄 5L でしたが、さらにそれを上回ります。
※通常、このくらいの年代のトイレは、大洗浄で 13L くらいです。
古いトイレは、水漏れ箇所が次々に出てきます。
修理が出来る場合でも、新しい物へ交換するメリットが大きいので、思い切って取替えをしてみる方がいいと思います。