TOTO ワンピース便器 C406B ウォシュレット交換方法 TOTO ウォシュレットSB TCF6623
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<作業内容>
TOTO ワンピース便器 C406B ウォシュレット交換
既存の品番
TOTO ウォシュレットGⅢ TCF421 (1985年頃)
※便器 TOTO 腰掛式ワンピース防露便器 C406B (1984-2009年)
<症 状>
・ボタンをおしても反応しない。
・便座が暖かくならない。
・おしり洗浄の水がでない。
・温水が出ない。
使用年数は35年程になるそうで、今ではなかなかお目にかかれない製品です。
何よりも、このウォシュレットがつい最近まで使用出来ていた事に驚きました。
当然、修理は出来ないものなので、お役御免となりました。
また、こちらのウォシュレットが取付けてある便器も珍しく、「ワンピース便器」と呼ばれる型になります。
「ワンピース便器」は、現在流行の「タンクレストイレ」の先駆けとなる製品で、当時、高級品に部類し、便器洗浄音が静音設計になっている為、一般住宅での使用は少なく、ホテルなどで使用されていた事が多い印象です。(現在でも、古いホテルなどで見かけます。)
ワンピース便器の品番記載箇所はこちら
一見、普通の組み合わせ便器と比べて形状が異なる為、「取替え用のウォシュレットがあるのか?」と不安になりますが、便器の自動洗浄・リモコン洗浄などの洗浄レバーの組み換えに関係する機能が無い製品でしたら、取替えは可能です。
<今回使用した、ウォシュレット品番>
TOTO ウォシュレット SB TCF6623
#SC1:パステルアイボリー
※既存の便器のボルドー色は、現在廃盤色ですので、便座と色が変わるのは仕方がありません。
<作業手順>
取付け方よりも、取り外し方が重要になってくると思います。
①止水栓を閉める。
マイナスドライバーで、止水栓を閉め、水を止めます。
上の部分は、ウォシュレットのみの止水栓です。下の止水栓を閉めてください。
②ウォシュレットの給水管の取り外し。
左後部に、止水栓から伸びている給水管の接続箇所があります。ナットを緩め、給水管を本体から取り外します。
給水の分岐栓も取り外しましょう。
➂ウォシュレット本体を便器から取り外す。
この便器の、便座の固定ナットは外観からは確認できません。
タンク内の水を抜き、給水タンク側から手を伸ばすと便座裏部分にナットが隠れています。
作業がしづらいですが、ナットを緩め外します。
④新しいウォシュレットの取付。
ここからは、通常のウォシュレットの取付方法と同じになります。
過去記事をご参照ください。
新しい給水分岐金具の取付は、先に行いましょう。大変作業がしづらいです。
作業完了。
<作業難易度> 初級~中級
通常の便器のウォシュレット交換とさほど変わりませんが、便座のナットの取り外し・給水分岐栓の交換などが、狭い箇所での作業になりますので、大変やりづらいです。